- 公認心理師
- NPO法人こころサポート
- リエゾンちょうふ代表
「馬トラ病」と私
私は、東京都調布市で『DV加害者更生教育プログラム』を行っています。
この仕事を始めたきっかけは、25歳のときにアルコール依存症専門の病院に両親の不仲を相談したことでした。そこで家族療法を受け、心理学を学びました。
それと並行して子どもの支援(CAP有償ボランティア)の活動を2002年から16年間行い、小学校で子どもたちに「暴力から身を守る方法」を教えてきました。子どもたちからの相談は、「いじめ」、「両親の不仲」などが年々増えていきました。
ある日、一人の子どもに相談されました。
「CAPのおばさん、ぼくね、馬トラ病なんだ。」
「馬トラ病?」
「うん、出ていったお母さんのことを考えると胸がすごく痛くて涙がでそうになるの。」
(トラウマのことだ)と理解した私はその子に言いました。
「泣いていいんだよ。我慢しなくていい。つらい時は何度でも大人に話して聞いてもらおうね。」
と言い、こみ上げてくる涙を抑えるのに大変でした。
子どもの目の前で行われるDVは「面前DV」といい、子どもに直接暴力を振るう場合と同様「子どもへの虐待」であり、子どもの脳(前頭葉)が委縮するという研究結果があります。現在は研究も進み後頭葉にも影響が出るとあります。あらゆるDVの最大の被害者は「子ども」です。
この体験から、子どもを守るためにも「親の不仲を何とかしないといけない」と考え、『DV加害者更生教育プログラム』の活動を始めました。
著書のご案内
「家庭におもてなしを持ち込むな」
『DV加害者更生教育プログラム』を主宰する中で、お互いに助け合える夫婦の少なさを憂い
「子どもたちが安心して過ごすことが出来る家庭を一つでも増やしたい」
「日本の女性たちの負担を少しでも軽くしたい」
という気持ちで本書を執筆しました。
本書では、パートナー(夫婦)間に根付いた不平等感の原因と改善方法について、インナーチェンジングセラピーや交流分析といった心理学の理論を用いて解説しています。
巻末には、「知っておきたいDV相談について」も掲載。
相談先や、DV保護ではどのようなことをしてもらえるのかなど、いざという時のために知っておきたい情報を紹介しています。
「なんだか生きづらい・・・」、「なぜ配偶者や恋人と穏やかな関係でいられないのだろう」と悩む全ての方に読んでいただきたい1冊です。
『パートナー関係改善(夫婦円満)プログラム』のご紹介
中島 由子が代表を務めている「リエゾンちょうふ」で、下記の『関係改善プログラム』を行っています。
夫婦関係や、お子さまとの関わり方で悩んでいる方はお問い合わせください。
お問い合わせはこちら >>
- ①DV加害者プログラム
- ②カウンセリング
- ③面会交流の実施
- ④パートナー関係改善(夫婦円満)プログラムAカウンセラー®︎養成講座の実施
資格
- 公認心理師
- 一般社団法人 メンタルヘルス協会認定 心理カウンセラー(メンタルヘルス上級心理カウンセラー)
- 全日本カウンセリング協会認定カウンセラー
- 日本クリエイティブ・セラピスト協会認定セラピスト
- CAP子どもへの暴力防止プログラムスペシャリスト
- アウェア認定デートDVファシリテーター
- アドラー心理学STEP親教育プログラムリーダー
- 日本教育カウンセリング協会認定教育カウンセラー中級
- 交流分析協会認定 交流分析インストラクター
- 交流分析士1級
- TA心理カウンセラー
経歴
1998年 |
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